作家インタビュー第35回 ぺんしるろけっとさん

インタビュー作家座談会

nikoli.comやケータイパズル数独の問題を作ってくださっているパズル作家にあれこれお聞きするコーナーです。今回のゲストは、ぺんしるろけっとさん。22歳。男性。大学でロボットに関することを研究している学生さんです。聞き手はニコリスタッフの(竹)でした。

(竹)まず小さいころの話から。どんなお子さんでした?

ぺんしるろけっと外で遊び回っていました。小学校のサッカークラブでサッカーをしたり、友だちと野球をしたり

(竹)健康的ですね。パズルのような、頭を使うことはやっていましたか?

ぺんしるろけっと記憶にはないです。でも頭を使うことは好きでした

(竹)勉強とか?

ぺんしるろけっとそうですね。小学校の算数の授業ではよく手を挙げていました。中学受験の勉強もそれなりに楽しかったです。算数の問題は楽しいですよね。パズルっぽくて

(竹)パズルと出会ったのはいつごろですか?

ぺんしるろけっと小学6年生のときです。友だちがニコリ(パズル通信ニコリ)を学校に持ってきて、いっしょに解きました。97号です。最初は難しくてあまり解けませんでした。友だちがフィルオミノが好きだったんですけど、ふたりとも解けなかったです。フィルオミノに似ているパズルということで、ぬりかべのスーパージャイアントに移って、休み時間に広げて解いていました。結局、6割ぐらい埋めたところで解けなくなって諦めました。そのあと、自分で97号を買って、解きなおしました。中学受験が終わったときに親に96号を買ってもらって、ひたすら解いていました。おもしろかったです

(竹)どこがおもしろかったですか?

ぺんしるろけっとどこでしょうね。理詰めで決まっていくのがおもしろかったんだと思います。最初はぬりかべにハマったと思います。一冊まるまる解きました。言葉系のパズルもやりました

(竹)そのあとはずっと買い続けていますか?

ぺんしるろけっとはい。ずっと買って解いていました。さすがに大学受験のときは投稿だけやめましたけど

(竹)投稿はいつからですか?

ぺんしるろけっとわりと早くて、中学校に入ってすぐくらいです。ニコリを見ていたら、問題のところに『作●だれだれ』と書いてあったので、この本は投稿で成りたっているんだなと知りました。投稿の手引きのページを見て、やってみようと思いました。もうすぐ100号だったので、どうせ載るなら100号からがカッコイイなと思って、100号向けに問題を送ったら載りました

(竹)それはカッコイイ。載ったのはどのパズルでした?

ぺんしるろけっとましゅです。当時は白真珠黒真珠という名前でしたけど。ちょうど白真珠黒真珠の特集コーナーがあったので、それに向けてたくさん作って送りました

(竹)最初に作ったパズルはなんですか?

ぺんしるろけっとオリジナルのパズルでした。以前、オモパのコーナー(オモロパズルのできるまで。新しいパズルのルールをみんなで考えるニコリの名物コーナー)に黒帯(ぬりかべのようにマスを黒くぬって輪を作るパズル)というパズルがあったと思うんですけど、あのパズルに似たものを考えました。投稿はしませんでしたけど

(竹)処女作がオリジナルだったんですね。パズル作りは最初からすんなり入れました?

ぺんしるろけっとはい。初めにちゃんと作ったのがましゅだったのがよかったのかもしれないですね。作りやすいですから

(竹)どのくらい問題を送っていますか?

ぺんしるろけっと今は、本誌1号につき30問くらいです。ケータイやnikoli.comには月5~6問のペースで送っています。nikoli.comは、解いた人のタイムや感想が見られるのがいいですね。モチベーションになります

(竹)たしかにナマの声が聞けるのはいいですよね。ところで『ぺんしるろけっと』って気になるペンネームですよね。由来はなんでしょう?

ぺんしるろけっとペンシルロケットというモノは世の中に存在するんですけど、実はそれとはあまり関係ないんです。当時、にゃんこばずうかさんの問題がニコリにたくさん掲載されていたじゃないですか。それで、ひらがなで文字数が多いペンネームっていいなと思ったんです。ペンシルパズルのペンシルをとって、後ろにつける言葉をいろいろ考えたところ、ロケットがしっくり来ました。それだけです(笑)。ほかの方のペンネームの由来って、ちゃんと考えて作られたものが多くて感心しますよね

(竹)なるほど。好きなパズルはなんですか?

ぺんしるろけっとましゅが好きです。問題を作りやすくて、いろいろ自分の考えたことが実現できるからです。解くときも、サクサクと気軽に解けるので好きです。でも、どのパズルもだいたい、まんべんなく好きですよ。あ、数独は苦手です。なかなか埋まっていかないので

(竹)サクサク解けるパズルがお好きなのかな。問題を作るときに、どういったことに気をつけていますか?

ぺんしるろけっと新しいこと、まだ誰もやっていないようなことをやってみようと心がけています。ほかには、あまり作るときに制限をかけないようにしています。自分を縛りたくないです。そのときそのときで、見た目を気にするようなことはあります

(竹)問題を作るときに想定している解き手は誰ですか?

ぺんしるろけっと難易度によって変えています。やさしい問題だったら初心者を、難しい問題だったら上級者を、というふうに、問題ごとに決めています

(竹)臨機応変といった感じでしょうか。ほかの人の問題も解いていますか?

ぺんしるろけっとけっこう解いていますよ。nikoli.comだと、数独は解かないものもありますが、ほかはだいたい解いています

(竹)好きな作家はいますか?

ぺんしるろけっとあぶら虫さんです。さっきパズルとの出会いの話で出た、ぬりかべのスーパージャイアントの作者だったんですよ。それ以来あぶら虫さんのぬりかべが大好きです

(竹)あぶら虫さんはずっとあのテイストで作られていますもんね。ここでちょっとパズルから離れます。パズル以外の趣味はなんですか?

ぺんしるろけっと折り紙と自転車です。折り紙は大学のサークルでやっています。自分で折りかたを設計して新しい作品を創作するんです。長方形から折るだけで作るんです

(竹)何種類くらい新作を作りました?

ぺんしるろけっとまだ10種類くらいです。最近始めたので、まだ少ないです。自信作は『舞妓さん』です。柄のついた紙で折れるものはないかなあと考えて作りました

(竹)折り紙って手先が器用じゃないとできないですよね。手を動かすのがお好きなんですね。自転車はまた方向性の違う趣味だと思いますが、こちらはいつから?

ぺんしるろけっと自転車も趣味として乗るようになったのは最近です。去年の4月に通学のためにクロスバイクを買ったんです。せっかく買ったのであちこち乗りまわっているうちにハマりました。ママチャリと比べて速いからいろいろなところに行けるんですよ。先週末はしまなみ海道を走ってきました。景色がキレイでよかったですよ。明日からは秋田や青森をぐるっと回ってくるつもりです

(竹)元気だなあ。体を動かすのもお好きなんですね。パズルの話に戻ります。これまでに自分で作った問題の中で、いちばん気に入っているマイベスト作のようなものはありますか?

ぺんしるろけっとニコリ110号に載ったましゅのスーパージャイアントです。解いていくときの展開が気に入っています。大きい問題では展開を意識して作ることが多いんですが、この問題は自分の思ったとおりの展開にできたので気に入っています

(竹)ぺんしるろけっとさんにとってパズルとはなんですか?

ぺんしるろけっといつもそばにあるもの、です。ほかの趣味もありますけど、やっぱりパズルがいちばんです

(竹)今後もパズルを作り続けますか?

ぺんしるろけっとはい、ずっと作り続けたいです。将来、就職しても作り続けます

(竹)では最後に、解き手へのメッセージをお願いします

ぺんしるろけっとあまり深く考えずに、気楽に楽しんで解いていただければありがたいです

(竹)本日はありがとうございました


インタビュー : 2011年9月 2011年10月11日公開